2012年01月31日

「てぃんさぐぬ花−最も大きな親孝行」

Housenka01.jpg以前にも紹介したことがありますが、私は、詩人須永博士さんの作品(詩)が大好きです。

須永さんの作品は、つらく悲しい人の痛みを自分の痛みとして感じて励ます温かさと優しさに溢れています。同時に良き事柄に向かって前向きに立ち向かっていく強さを教え、またそれを与えてくれます。

そんな須永さんの作品の中でも、私は次の詩が大好きです。

  父ありて我が強さあり
  母ありて我が優しさあり
  父母の姿いつも忘れられず
  いつも我が人生の心の支えなり

        須永博士

戦前戦中前後の本当に厳しい中を必死に生き抜き、本当に貧しい中私たちを養い育んでくれた父母には、どれだけ感謝しても感謝し切れません。お金も地位も何もないごく平凡な人生を送る中、どんな時でもありったけの親の情愛を注いで私たちを養い育んでくれた父や母。子供たちの成長と幸福を一心に願い、すべてを捧げてきた両親へのご恩は、一生かけてもお返しできるものではないと感じています。

ただ、もしも唯一ご恩返しができるすべがあるとするならば、それはささやかながらも幸福な家庭を築き、両親から受けたすべての良きものと愛情を同じように自分の子供たち、ひいては周りの方々に注いでいくことだと思っております。

もちろん言うは易く行うは難しですが……。
特に私のような凡人には本当に大きなチャレンジです。

沖縄には、人の道を指し示し、良き事柄へと人を誘う珠玉のような黄金言(クガニクトゥバ)と呼ばれるものがあります。先人の深い洞察と知恵に基づいて語られた数々の格言です。

次の琉歌もその一つです。(琉歌については最下に説明)
         
            ちみさち      うや ゆしぐとぅ ちむ
「てぃんさぐぬ花や 爪先に染みてぃ 親ぬ諭言や 肝に染みり」

「てぃんさぐぬ花」とはホウセンカのことです。その花びらを指先ですりつぶし、出てきた淡いピンクの汁を爪につけて染めると、その色は決して落ちることがありません。

そのように、父親や母親の教えを決して消えることのないように心に染め、すなわち心に深く留めて、それを行いなさいという意味の歌です。

本当にすばらしい教えだと思います。

私たちのことを本当に愛し大切に思ってくれている両親が、その子や孫たちの幸せを願って与える正しい教えや諭しを、真に心に留めて行い、その期待のままに幸せな人生を送ること、もしかしたらそれが物やお金に勝る最も大きな親孝行−ご恩返しかもしれません。

これは、私たちを深く愛し見守る神さまとイエス・キリストさまの慈愛とご恩に報いることにも相通ずるような気がします。完全な救いに至るすべての真理を熱心に求め、主の贖いとその恵みに頼りつつ、感謝と愛を込めて行い、御旨に適った真に幸福な人生を送ること、それこそが神が最も喜ばれる親孝行なのでしょう。

            ちみさち      かみ ゆしぐとぅ ちむ
「てぃんさぐぬ花や 爪先に染みてぃ 神ぬ諭言や 肝に染みり」


※「琉歌」とは奄美・沖縄・宮古・八重山諸島に伝承される叙情的
   短詩形歌謡の総称。
   短歌形式の琉歌は、8・8・8・6 の30音からなる定型短詩です。

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posted by HappyLifeRealize at 07:46| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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